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一人サブカルチャーマガジン

さらば青春残り香。こち亀展感想

 
ジャンプ黄金期、90年代。
あの頃の連載の最後の連載作品が終わってしまった。
 
まったく、雑誌を買うことなく立ち読みしていたクソガキが
大原部長が交番に突撃する様を見ながら笑いを必死にこらえた思い出は
誰しもがあるのでは。
 
さて、行ってきましたこち亀展。
 
 
個人的には大原部長の最終カット特集が見たかった。
あるかどうかわからなかったのですが、やはりありましたよ!
 
 

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これでもうおなか一杯。
 
こち亀はよく、継続性、時代適合性を評価されるが、
展示を見て改めて思うのが、背景の書き込みのすばらしさ。
 
そしてその背景画がその時代を丁寧に切り抜いている。
それを見るだけで人それぞれの昔の思い出とのシンクロからの
ノスタルジー味わえる。
 

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小さいころこち亀を読んだことがる人間は全員見に行った方がよい。
 
 
最後の絵巻。これも必見。個人的にこの中で出てくるエヴァの書き込み
一つとっても本当に細かいこと。
 
※写真撮影不可なのでこちらの記事から
 
最後の読み切りはネタバレになるのであまり言えないが、
キャラクター同士の絆というものを改めて感じさせるで
本当のラストはこっちだろ!と言いたくなってしまう。
 
余談だが読売新聞も作った人の想いがこもっていて面白い。
芸がいちいち細かい。編集がわかっていて、本当にこち亀
好きな人でないとできない。

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入館料800円+新聞350円で最高に楽しめること間違えなし。
 
ではこれを見つけて読んでくれた方、
アリーデヴェルチ!(さよならだ)